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店舗のスケルトン物件で内装費用はいくら?業種別の目安と費用計画のコツを紹介

不動産の豆知識

中山 和樹

筆者 中山 和樹

不動産キャリア11年

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店舗開業を目指す方にとって、内装費用は非常に大きな悩みのひとつです。「スケルトン物件」と呼ばれる、内装がまったく施されていない状態の店舗を借りる場合、どれほどの費用がかかるのか、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。本記事では、スケルトン店舗とは何か、内装費用の相場や業種による違い、費用の内訳や計画のポイントまで、分かりやすく丁寧に解説します。無理のない店舗づくりの一助となれば幸いです。

スケルトン店舗の内装費用相場とその背景

スケルトン物件とは、前入居者の内装がすべて撤去され、建物の骨組みだけが残っている状態の店舗です。そのため、自由にレイアウトやデザインができる一方、内装を一から構築する必要があるため、費用は居抜き物件に比べて高くなる傾向があります。

坪単価の相場は、一般的におおむね1坪あたり約30万円~80万円前後とされており、使用する設備や仕上げのグレード、業種によって幅があります。例えば、飲食業では厨房設備や給排水、換気工事などの追加設備が必要となり、高額になりやすい傾向があります。

このように費用に大きな幅がある理由としては、⦁設備の新設(厨房・換気・給排水・空調)、⦁仕上げ材やデザインのグレード、⦁事業内容や業種特有の要望などが挙げられます。たとえば高級感を重視した素材の選定や、特注造作家具などはコストが上昇する要因となります。

以下の表は、各業種における坪単価目安をまとめたものです。

業種坪単価の目安主なコスト要因
飲食店約40万~80万円厨房、給排水、換気設備など
美容室・サロン約35万~60万円給排水、水回り設備の設置
オフィス・物販約30万~50万円内装仕上げ、空調・電気工事

これらの費用目安に基づいて、自分の業種や希望の仕様に応じて予算設計を進められることをおすすめいたします。

業種別・坪数別の費用イメージ(シンプルな比較)

店舗のご検討にあたって、業種や広さによってどの程度の内装費用がかかるのか、具体的にイメージを持つことはとても大切です。以下の表は、信頼できる最新情報に基づく代表的な業種・坪数別の費用イメージです。

業種 坪単価目安 広さ別総額目安
飲食店(スケルトン) 約50万円~100万円/坪 10坪:約500万円~900万円
20坪:約900万円~1,800万円
美容室・サロン(スケルトン) 約45万円~70万円/坪 10~15坪:600万円~1,050万円程度
オフィス・物販など(比較的シンプル) 約30万円~50万円/坪 10坪:約300万円~500万円程度

まず、飲食店では厨房設備、換気、給排水などが必須であるため、スケルトンからの内装費用は坪あたり50万円から100万円程度と幅広く見込まれます。たとえば、10坪規模で約500万円~900万円、20坪規模では約900万円~1,800万円のケースが一般的です。この幅は業態や設備仕様によって変動します。

次に、美容室やサロンの場合、スケルトン物件では坪単価45万円から70万円が相場とされ、とくに10~15坪の小規模サロンでは坪65万円前後が現実的な目安です。そのため、総額としては10坪で600万円~750万円、15坪で900万円~1,050万円程度となります。

また、オフィスや物販店など比較的シンプルな内装では、坪単価が30万円~50万円程度と抑えめです。10坪で見れば、総額は約300万円~500万円程度となり、業種や仕様の自由度が高い分、内装計画もしやすいため費用の目安を立てやすい傾向です。

内装費用を構成する主要項目と割合の概略

スケルトン店舗の内装費用は、複数の要素で構成され、それぞれの工事や設計が費用全体に占める割合を把握することが重要です。以下は、代表的な構成項目とその費用割合の目安です。

項目内容おおよその割合
解体工事既存内装の撤去・廃材処理10〜15%
設備工事電気・水道・ガス・空調・通信など25〜35%
仕上げ工事床・壁・天井の仕上げ、什器設置など40〜55%
設計・管理費図面作成・設計監理・現場管理10〜15%

この内訳は、スケルトン物件の内装工事費の代表例として、解体・設備・仕上げ・設計管理の一般的な比率を示したものです。仕上げ工事の割合が最も高くなる傾向があり、特にデザイン性を重視する場合は坪単価が上昇しやすくなります。古い建物や防火設備の追加などがあれば、設備工事の費用が相対的に大きくなることもあります。

さらに、追加費用リスクとして考慮すべき点として、原状回復義務に伴う撤去・補修作業や、築年数に応じた耐震補強工事があります。たとえば原状回復に関する工事費用は、坪あたり約3万〜7万円が目安とされます。こうした費用は予算全体に影響するため、見積もりの段階で業者に明確に確認しておくことが大切です。

店舗開業のための費用計画のポイント

店舗開業を成功させるためには、まず業種や坪数に応じた内装費用の相場を正しく把握することが欠かせません。同業種でも飲食、美容、オフィスでは必要な設備や工事内容が異なり、坪単価には幅があります。例えば、飲食店の場合は厨房や給排水・空調設備の新設が必要となるため高くなりやすく、美容室では水回り設備、オフィスではシンプルな仕上げ中心で比較的抑えられる傾向があることを意識してください(スケルトン物件坪単価:30万~80万円など)。

見積もりを依頼する際は、必ず複数の業者から「内訳が詳しく分かる見積書」を取り、仕様や工事範囲を具体的に伝えることが重要です。業者によって含まれる工事項目やグレードが異なるため、比較検討をすることで無駄な費用を抑えることができます。また、デザインの専門性や施工対応、アフターサポートの有無といった観点も合わせて確認されることをおすすめします。

さらに、立地や賃料とのバランスも考慮すべきポイントです。たとえ坪単価が低く抑えられても、賃料や取得費が高ければ、総コストが膨らんでしまいかねません。物件取得費と内装費用の割合を見極め、無理のない費用配分を検討することが事業の安定につながります。以下に、目安となる費用配分の例を表でまとめました。

項目内容注意点
相場把握業種・坪数に応じた坪単価の調査業種特有の設備費や仕様差を把握
見積比較複数業者から詳細な内訳見積取得仕様や工事範囲を具体的に伝える
立地とのバランス賃料と内装費の適正配分総費用で計画の無理を避ける

このように、費用を正確に把握し、見積内容を厳しく比較しながら、物件取得費と内装投資のバランスを考えることで、予算超過のリスクを抑えた開業準備が進められます。慎重な計画が、安心して開業に臨む第一歩となります。

まとめ

店舗のスケルトン物件を活用した開業は、自由度の高さが大きな魅力ですが、内装費用が業種や規模によって大きく変動する点に注意が必要です。費用のおおまかな相場や費用構成の内訳を理解し、自分の条件に合った計画を立てることで、想定外の出費やトラブルを防げます。見積もり内容や仕様を具体的に確認し、必要な予算をしっかりと配分することで、理想的な店舗づくりに一歩近づけます。分かりやすく整理された費用情報をもとに、安心して開業準備を進めていきましょう。

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