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店舗の内見で押さえておきたい注意点は?内覧時の確認リストも紹介

不動産の豆知識

中山 和樹

筆者 中山 和樹

不動産キャリア11年

あなたのこだわりをぶつけてください!お客様の理想を一生懸命お探し致します!

店舗物件を内見する際、「どこを見れば良いのか」「事前に何を準備すれば良いのか」と迷われる方も多いのではないでしょうか。内見は新たな店舗運営の第一歩であり、成功のために見逃せない重要な工程です。この記事では、内見前に準備しておきたい持ち物や調査ポイント、内見当日に必ず確認してほしい設備や周辺環境、リスク回避のためのヒアリング内容まで、分かりやすく解説します。少しでも失敗を減らしたい方は、ぜひご一読ください。

内見前に準備しておくべき基本事項

店舗の内見に臨むにあたっては、まず十分な事前準備が成功の鍵となります。限られた内見時間を有効に使うためにも、以下の持ち物や確認事項は必ずご用意ください。

準備項目内容役割
図面(平面図)間取りや間口、高さを把握レイアウトや動線検討の基礎
メジャー・筆記具・ノート寸法測定・記録用施工業者との打ち合わせで活かせる
カメラ・懐中電灯・方位磁石現状の記録・暗所の確認・日当たり確認後から見直す際の記録・日照計画に役立つ

図面については、不動産会社から事前に入手し、可能であれば寸法などを書き込めるように準備しておくと安心です。現地との整合性を確かめやすくなります〈出典:インフォニスタ〉。

メジャーやノートは、内見当日に気づいたことをすぐに記録できるため、複数の物件を比較する際にも役立ちます〈出典:店舗ネットワーク〉。

カメラや懐中電灯は、暗くて見えづらい場所の状況や、内装に残る設備の詳細を後から確認する際に効果的です。方位磁石は、日当たりを重視される場合には欠かせません〈出典:店舗ネットワーク〉。

さらに、インフラや通信環境についても事前に整理しておくと、内見時にスムーズに確認できます。必要な電気容量・ガス・水道・通信対応状況などを書き出しておくと、業態に見合うかを即座に判断しやすくなります〈出典:インフォニスタ、不動産連合隊ジャーナル〉。

なお、周辺環境や立地の確認も大切です。当日は現地へ早めに向かい、最寄り駅からの動線や通行量、周辺施設などを自分の目でじっくり確認しておきましょう〈出典:店舗ネットワーク、インフォニスタ〉。

:内見時に重点的に確認すべき設備・インフラ

店舗物件の内見では、ただ見るだけでなく「本当に使えるか」を自分の目で確かめることが大切です。ここでは、設備やインフラに焦点を当て、安心して事業を始められるように、特に確認すべき三つのポイントを表にまとめ、わかりやすくお伝えします。

確認項目注目すべき内容意義
インフラ設備電気・ガス・水道・排水・換気・通信回線の現況と容量適合性業態に必要な容量が備わっているか、追加工事の費用・規模を事前に把握できるようにする
厨房設備(飲食業の場合)厨房機器の動作状況・年式・型番・ダクト・グリストラップ・防水機能の確認安心して使える設備かどうか把握し、後々のトラブルや追加費用を防止
フロアの形状・寸法図面通りかどうか、天井高・間口・動線・デッドスペースの有無効率のよいレイアウトが組めるか確認し、営業効率を確保

まず、「インフラ設備」は業種によって必要な電気やガスの量が異なるため、内見時に供給量や引き込み状況を現地で確認し、不足があれば追加工事の可否や相応のコストを見積もることが重要です。これにより、開業後に不意の出費を抑えられます。

次に、「厨房設備がある場合」には動作確認だけでなく、機器の型番や年式といった情報を記録することで、将来の買い替え検討がスムーズになります。特に換気ダクトやグリストラップの有無、防水機能の確認は、保健所の基準を満たし、安全に営業を続けられるかの判断につながります。

最後に、「フロア形状・寸法」は、図面上の面積や天井高が実際と違うこともあり得ます。動線が確保できるか、デッドスペースがないかどうかはレイアウトの自由度や通行効率に直結しますので、メジャーや図面を活用しながら入念にチェックすることをおすすめします。

これら三つのチェックポイントをリズミカルに、そして丁寧に確認することで、安心してご自身の理想の店舗づくりを進められます。当社では、これらの確認事項をしっかりサポートし、スムーズな店舗選びをお手伝いしています。

物件の周辺環境と視認性・外観チェック

店舗物件の内見で、周辺環境や外観、視認性をしっかり確認することは、集客の第一歩です。以下の表を参考にして、調査のポイントを整理しておきましょう。

項目 確認すべき内容 理由
外観・視認性 建物の第一印象、間口の広さ、看板スペース、角地かどうか 見つけやすさや集客力に直結するためです。
交通量・人通り 昼夜や平日・休日の通行量、駅からの導線、商圏バリア(坂道・踏切など) 来店のしやすさや客層の動きが判断できます。
周辺施設・環境 近隣施設(スーパー、駐車場、病院等)、騒音や臭気、治安 快適な営業環境を築くために必要です。

まずは建物の外観をじっくり見ましょう。大通り沿いか角地かどうか、間口が広くて遠くからも視認できるか、看板をどこに設置できるかを確かめることで、来店者の気づきやすさがわかります。視認性の高さは集客効果に大きく影響しますので見逃せません。

次に、交通量や人通りを時間帯を変えて観察しましょう。例えば午前・午後・夜間での通行量の違いや、駅からの導線に坂道や踏切などの障害がないかを実際に歩いて確認することが重要です。こうした「商圏バリア」は地図だけでは分からず、現地での確認が欠かせません。

さらに、周辺施設や環境にも注意を払いましょう。近くにスーパーや駐車場といった来店の利便性を高める施設があると強みになります。反対に、近隣に工場や道路があり騒音や臭気の問題がないか、治安面では街灯や交番の有無までざっと確認することが重要です。

これらの項目は、店舗運営における環境整備や集客性を大きく左右します。単調にならないよう、昼と夜で印象がどう変わるかを比べながら、リズミカルに観察なさってください。現地を歩き、目で耳で感じることで、他では得られない実感を得られます。

ヒアリングで確認すべき項目とリスク回避

店舗物件を内見する際、目に見える部分だけで判断せず、オーナーや管理会社へしっかりとヒアリングすることで、後々のトラブルを防げます。まず、前テナントの退去理由は特に重要です。例えば、悪臭や騒音という周辺とのトラブルが原因であれば、同じ問題が引き継がれる恐れがありますし、経営不振による退去であれば、立地や商圏そのものに問題がある可能性もあります。そのため、退去理由の背景までできる限り正確に聞いておくようにしましょう。さらに、オーナーが情報を隠すケースもあるため、近隣の同業者に客として訪れ、現地の実情をさりげなく確認する方法も有効です。これらの確認は、安心して契約へ進むための大切なステップになります。 です・ます

次に、リース品や残置設備の有無およびその契約条件・撤去義務についても見逃せません。残っている什器や厨房機器がリース契約下にあると、契約終了後に撤去しなければならない場合や、追加費用が発生することがあります。また、設備の所有権が誰に帰属するのか明確でない場合、入居後にトラブルになる可能性もあるため、付帯設備表を確認し、譲渡可否や撤去義務の範囲を事前に整理しておくことが大切です。 ます・です

最後に、共有設備の使いやすさやセキュリティ、避難経路の状況についても確認してください。例えば、ビル共有のエレベーターやトイレが混雑しやすい時間帯はないか、エントランスの導線はわかりやすいか、非常口や防犯カメラなどの配置は適切か、避難経路が妨げられていないか、などが該当します。こうした点は、安全性や日々の業務の円滑さに直結しますので、内見時に現地で実際に確認し、場合によっては写真を撮って記録しておくと安心です。ます・です

以下は、ヒアリングで確認すべき主な項目を整理した表です。

確認事項 チェックポイント 理由
前テナントの退去理由 トラブル歴や経営不振の背景、近隣への影響 同様の問題を避けられるか判断するため
リース品・残置設備 所有権の所在、撤去義務、譲渡可否 契約後の追加費用やトラブルを防止するため
共有設備と安全性 エレベーター・トイレの利用状況、防犯、避難経路 日常業務の安定運営と安全確保のため

まとめ

店舗物件の内見では、事前準備から現地確認、ヒアリングまで多岐にわたるチェックポイントがあります。図面や持ち物の準備だけでなく、インフラや設備の状態、周辺環境や立地条件、自身の事業に合った動線や広さを実際に確認することが重要です。また、前の利用者や設備の状況についても必ず質問し、リスクとなりうる点を事前に見極めましょう。落ち着いて一つ一つ確かめることで、後悔のない物件選びに繋げてください。

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